『熱中症』を整理(2) (旧ブログ)
『熱中症』は、症状(身体障害)によって
「熱失神」「熱疲労」「熱痙攣(けいれん)」「熱射病」
の4つに分類されています。
人間の体は、
屋内外を問わず、高温環境下にいる(暑い)時には
主に汗を出して、皮膚から熱を奪い蒸発していくことで、体温調節をしています。
しかし、
汗を出す機能が何らかの原因によって、上手く働かないと、
体温調節できずに体は熱をためこんでしまうため、皮膚近くの血管が拡張をして、
血液で体温を下げようとします。その結果、脳への血流量が低下して、
低血圧状態となり、めまい・失神を引き起こします(熱失神)。
また、体温調節のために大量に汗を出してしまい、水分補給が追いつかないと
脱力感、倦怠感、めまい、頭痛、吐き気など脱水の症状となります(熱疲労)。
汗には塩分も含まれており、大量に汗を出しても、水しか補給していないと、
血液の塩分濃度が低下して、足、腕、腹部の筋肉に痛みをともなった痙攣がおこります
(熱痙攣)。
体温調節機能が低下している高齢者や汗を出す能力が低い乳幼児、
高温環境下で水分補給や休憩をしないで運動や作業をしていいると、
体温が上がってしまい、中枢機能に異常をきたしてしまい
意識障害(反応が鈍い、言動がおかしい、意識がない)がおこります(熱射病)。
『熱中症』予防に、スポーツドリンクや塩分が多く含まれた飲料やアメなどが
宣伝されていますが、
まずは、
・適度な運動
→筋肉を動かすことで、体力の維持だけでなく自律神経系の働きや代謝が良くなり、
体温調節機能が正常に働くようになります。
・暑かったら汗を出す
→少し暑いからと言って、クーラーのきいた部屋で過ごしていると
汗を出す機能が弱くなります。
・暑い時、汗が出た時には水分補給をする
→冷たい飲み物を飲むことで、胃の表面から熱を奪う効果もあります。
ということだと思います。
『熱中症』の症状の中でも「熱失神」「熱疲労」の予防は、
日常生活の中でできることです。
これからの暑い日に備えて、しっかりと準備・予防を!!
参考:
熱中症環境保健マニュアル(環境省) http://goo.gl/flzya
熱中症を防ごう(日本体育協会) http://goo.gl/utZJ1
「熱失神」「熱疲労」「熱痙攣(けいれん)」「熱射病」
の4つに分類されています。
人間の体は、
屋内外を問わず、高温環境下にいる(暑い)時には
主に汗を出して、皮膚から熱を奪い蒸発していくことで、体温調節をしています。
しかし、
汗を出す機能が何らかの原因によって、上手く働かないと、
体温調節できずに体は熱をためこんでしまうため、皮膚近くの血管が拡張をして、
血液で体温を下げようとします。その結果、脳への血流量が低下して、
低血圧状態となり、めまい・失神を引き起こします(熱失神)。
また、体温調節のために大量に汗を出してしまい、水分補給が追いつかないと
脱力感、倦怠感、めまい、頭痛、吐き気など脱水の症状となります(熱疲労)。
汗には塩分も含まれており、大量に汗を出しても、水しか補給していないと、
血液の塩分濃度が低下して、足、腕、腹部の筋肉に痛みをともなった痙攣がおこります
(熱痙攣)。
体温調節機能が低下している高齢者や汗を出す能力が低い乳幼児、
高温環境下で水分補給や休憩をしないで運動や作業をしていいると、
体温が上がってしまい、中枢機能に異常をきたしてしまい
意識障害(反応が鈍い、言動がおかしい、意識がない)がおこります(熱射病)。
『熱中症』予防に、スポーツドリンクや塩分が多く含まれた飲料やアメなどが
宣伝されていますが、
まずは、
・適度な運動
→筋肉を動かすことで、体力の維持だけでなく自律神経系の働きや代謝が良くなり、
体温調節機能が正常に働くようになります。
・暑かったら汗を出す
→少し暑いからと言って、クーラーのきいた部屋で過ごしていると
汗を出す機能が弱くなります。
・暑い時、汗が出た時には水分補給をする
→冷たい飲み物を飲むことで、胃の表面から熱を奪う効果もあります。
ということだと思います。
『熱中症』の症状の中でも「熱失神」「熱疲労」の予防は、
日常生活の中でできることです。
これからの暑い日に備えて、しっかりと準備・予防を!!
参考:
熱中症環境保健マニュアル(環境省) http://goo.gl/flzya
熱中症を防ごう(日本体育協会) http://goo.gl/utZJ1