砂糖の俗説

~してはいけない
~しなければならない

というような、単純明快、わかりやすい表現が流行りですが、、、

--インターネットで、「白砂糖は体を冷やすので冷え性の原因になる」という情報をよく見ます。

 ◆科学的な根拠はありません。「白砂糖が体を冷やす」という話の出所はいくつかあります。有名なものとして食べ物を陰性・陽性にわける考え方を持つ健康法の影響があるようです。
--「砂糖は骨をもろくする」といった怖い話もたくさん聞きます。子どもに食べさせてよいのかどうか不安です。

 これも、科学的な根拠はありません。昔の食育本に記載された情報が元になっているようですが、かなり強引な理屈を根拠にしています。砂糖などの糖類を代謝して体を動かすエネルギー源にするためには、ビタミンB1が必要です。しかし、砂糖にはビタミンB1が含まれていないので、「うまく代謝されず、乳酸ができ過ぎて血液が酸性になり、中和するために骨のカルシウムが溶け出してしまう」という理屈だそうです。

 なんとなく科学的と感じさせるので、「そうなのか……」と信じてしまいそうですが、人間の体はそれほど単純ではありません。激しい運動などで酸素の供給が間に合わないと、筋肉に乳酸ができることは知られていますが、そのたびに骨からカルシウムが溶け出したら、運動選手ほど骨がもろくなりそうなものですよね。

食べ物から人間は栄養を摂りますが、それが人間の全てを動かしているわけではないですし
人間(身体)は、そんなに単純、わかりやすくはできていないです。
単純、わかりやすくできているなら、とっくに人型ロボット、サイボーグ、アンドロイドができています。


<食情報>「体が冷える」「子どもがキレる」砂糖の俗説検証(毎日新聞) - Yahoo!ニュース


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